小学校(1)

 

日本の小学校とアメリカの小学校。教育システムの違いについては多くの場所であれこれと論じられているので、私が今さらどうこうと言うことはない。大きく違うことは確かである。ここではまず食べ物に関連した違いについてご紹介したい。

授業内容はかなり担任の先生に任されており、クラスによってかなりの差がある。ただし多くの先生に共通しているのが、小テストなどの結果に応じてprize(ご褒美)をくれることだ。そしてそのほとんどが食べ物なのである。教室内でキャンディやワームス(ミミズみたいな形だから!)という甘酸っぱいお菓子を配ったり、ハンバーガーチェーンやピザレストランなどのクーポンをくれたりするのである。一見飲食店が地域の小学校にスポンサリングしているかのようであるが、ただで食べられるのは子供だけである。せっかくゲットした賞品なので子供たちは行きたがる。でも子供だけで行くことはできないので、親が連れて行かざるを得ない。結局親も何か買うことになって、店としては本来る予定ではなかった客を引き寄せたことになり売上増が期待できるのだろう。それらのクーポンを喜んで使う学校も学校だと思うのだが・・・。

さらに最近驚いたのは、例えば算数のテストなどで成績の良かった子(学年でトップの2人とか)を後日ランチタイムに近所のハンバーガーチェーンに連れて行って子供用のミールをご馳走してくれるというものだ。これは特定の先生ではなく、学年全体(ちなみに3年生)の企画だった! 特定の子だけご褒美に学校外でランチというだけでも十分驚きだが、さらにそれが子供の肥満原因の代名詞みたいな店であることに追い討ちをかけられ絶句してしまった。さすがアメリカである。

ところでランチと言えば、人それぞれである。お弁当を持って行ってもいいし、学校が提供するホットランチと呼ばれるものもある。私たちが住んでいるSunnyvaleの公立小学校では12ドルである。高いとも安いとも言い難いが、基本的にはホットドッグ、チーズバーガー、ペペロニピザみたいなものの繰り返しだ。サラダやフルーツ、牛乳も合わせて取れるが、日本人的には毎日続けて食べられたものではない。

食べ物からは外れるが、ご褒美といえば年間を通して他にもいろいろな仕組みがある。日ごろの態度などで減点が多いと、年度末近くに行われる遠足(遊園地など)やパーティーに参加できなかったりする。逆に素行がいいと、年度始めのうちにそれらのイベントへの参加が早々と決定したりもする。ほとんどみんなが遊園地(ちなみに当校ではGreat Americaなど)に行くのに、最終的にクラスで1人だけおあずけなどという悲惨なことも実際にあったりするのだ。

 

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