もやもや病 SPECT

 2004年11月4日(木)朝7時、病院のベッドで起床。8時に朝食が来ました。シリアル、ベーコン、スクランブルエッグ、ミルク、飲むゼリー等を少しずつ。カテーテルを入れた傷口のまわりをさわると痛く、下半身(特に右足)を動かしても痛いということで、痛み止め(アセトアミノフェン)をもらいました。その後、フロアをひとまわり歩く練習してから、とりあえず9時に退院。病室は3階だったので、1階の玄関まで車椅子を借りて降りました。

 今日と明日はスタンフォード病院でSPECT検査。Single Photon Emission Computed Tomographyの略で、いわゆるCTの一種。ラジオアイソトープ(放射性同位元素)の造影剤を腕の静脈に注射し、それが測定する場所(今回の場合は脳)にいきわたった頃、放出される放射線を測定して、その部分の血流の大小をモニターするという検査だそうです。ダイアモックスという血管拡張剤を使用した時としない時の2種類測定するので、2日がかりになります。正常な場合は血管拡張剤によって末梢の血管が拡張して血流が増加するのに対し、もやもや病のように最初から血流が低下している場合、それを補うために既に末梢血管が拡張しているので変化がないということらしいです。

 昨日のangiogramはスタンフォードのchildren's hospitalで行い、今日のSPECTは一般のスタンフォード病院です。これら二つの病院は廊下でつながっているのですが、建物が大きて結構距離があるので、いったんchildren's hospitalの駐車場から車で出て、数百メートル移動してStanford hospitalの駐車場に入れ直しました。でも行ってみたら、Nuclear Med Departmentというところはchildren's hospitalに近い側だったので、建物内を移動して来た方が早かったかも。アポは10時でしたが、9時半に到着、チェックイン。その日はやや混んでいたのか10時半まで待たされて、ようやく呼ばれました。アメリカの医療は基本的に何でも予約制で、通常それほど待たされることはないので、30分も待たされると結構長く感じてしまいます。11時10分に注射1回目、11時30分に2本目を打って、12時15分から測定開始。測定 自体は25分くらいで終わりました。こた父も付き添っていましたが、ふと見るとSPECTをオペレーションしているのはMacintosh 8100/110! これって10年くらい前のMacじゃないっけ?110MHzのPower PCですよ。それとも中身はアップグレードしてあるのでしょうか。とにかくこの古い筐体のマシンでオペレーションとモニターを行っていたのには、ちょっと驚きました。

 12時40分に終了して外に出られました。おなかはすいているはずだけれど、こたはすぐに食欲が出ないというので、とりあえずまっすぐ帰宅。その後、こた父は会社へ。

 翌11月5日(金)は9時30分のアポ。9時15分に到着して受付し、この日はほぼ定刻に呼ばれてwaiting roomに。また薬剤を注射して、11時にスキャンスタート。11時20分に終了しました。

 これら一連の検査を通じてひとつ学んだことがあります。それは、アメリカの病院ではみんなそろって見込み時間を短めに言う傾向があること。15分くらいで終わるわよと言われれば、大体30分から40分と考えたほうがよく、1時間と言われれば、1時間半から2時間くらいは覚悟する必要があります。彼らにとっては誤差範囲なのかも知れませんし、あるいは気休めとしてそういう言い方になるのか何なのかわかりませんが、こちらとしては言われた時間より長くかかると、まだかまだかとだんだんいらいらしてきます。始めから長めに言われておいた方が、それより早く終わればラッキーで、何となく得した気分になるのにねと、こたとも話しましたが、いかがでしょうか。これは病院だけのものではなく、アメリカ社会全体の傾向でもあるので、やはり病院でもそうだったというのが実際のところなのですが。

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