もやもや病 Angiogram

 2004年11月3日(水)朝8時。朝学校へ娘を送って、その足で校長先生のオフィスへ。昨日書いた手紙を渡しつつ、簡単に事情を説明。自宅療養中にもし必要ならhome school (先生が自宅までやって来て勉強させるシステム) を手配することも可能と教えてもらう。次にこたのクラスに行き、担任の先生にも同じ手紙を渡す。午後に少し話す時間をとってもらうことにした。

 家に戻り、妻とこたを連れて出発。まず会社に寄る。昨夜メールで説明してあるけれど、一応上司に会っておく。必要なだけ時間を取りなさいと言ってもらえました。

 午前9時半。Stanford の Lucile Packard Children's Hospital到着。アポは10時。まず始めにpre-opという手続きをします。Pre-operationの略ですが、手術前の健康診断みたいなもの。手術はまだ10日後なんだけど・・・。11時頃血液採取。場所を移動して、11時半にangiogramとそれに伴う麻酔のためのpre-op。前の晩から何も食べていないので、こたはしきりに空腹を訴え ます。でも我慢してもらうしかありません。10時以降は水も飲めずにいるので、かわいそう。午後2時前から麻酔を開始して、angiogramへ。 子供の場合は全身麻酔をして、足の付け根近くの動脈から細いカテーテルを導入し、何と首の近くまで通します。そこから脳に行くように造影剤を注入してから血管造影をするというものです。検査そのものは2時間くらいで、おそらく夜9時くらいには帰宅できるでしょうとのこと。 日本では前日から入院するのが一般的なようですが、アメリカでは一応日帰り検査ということらしいです。ここでこた父は学校へ。妻が病院に残り、pager(ポケベル)を受け取る。検査が終わり、麻酔から回復したらこれで呼ばれる予定。この間、こた父は娘をピックアップしてから、こたのクラスへ。担任の先生に今までの経過と今後の予定を詳しく説明し、理解を得る。先生も偶然、こたと同じ日にMRI検査を(もちろん別の目的ですが)受けていたそうです。そんなことでちょっとばかり連帯感。 入院前に、もしも自宅療養中に暇でしょうがなくなったら、という時のための勉強パッケージを用意してくれるとのこと。体と気分が第一なので、別にやってもやらなくてもいいと。その後娘を連れて病院に戻る。夕方5時頃検査終了。Recovery roomにてこたと面会。ここには子供は入れないとのことで、娘は外の待合室で待機。父と母が交代でこたと面会。ここで担当医から突然、こたの麻酔からの回復が夜11時頃までかかりそうなので、今日は一晩入院した方がよいとのこと。そんな話は聞いてないよと言ってみた ものの、麻酔から覚めて6時間は安静にしている必要がある、その後でも帰りたければ帰ってもよいが、11時というのはどうでしょうと。たとえ帰宅しても翌日午前10時にSPECT検査の予定が入っているので、またすぐ来なければならないということもあり、お勧めどおりそのまま病院に泊まることにする。

 6時過ぎ、上のフロアーにある一般病室に移動。なかなかきれいで広い個室。バストイレつきです。さすがアメリカ、いやスタンフォードだからなのか。ようやく飲んだり食べたりを開始する も、まだ気だるい感じ。飲むタイプのゼリーやアップルジュースから始めて、ベビースターラーメンやのり巻きをつまむ。日帰りの予定だったので妻と娘もいっしょにいたが、 明日も学校だしふたりは帰らなければならない、というわけで家に送りました。ちなみにアメリカでは、移動は基本的にすべて車です。この間こたはひとりで待つことに。病院にもどる途中、日系スーパーで食べ物を買い足す。日帰りのつもりだったので、何も用意していなかったのです。

 病室に戻ったら、知らないおじさんがベッドサイドに座っていました。ボランティアとのこと。親がいない間、こたについていてくれたらしい。ただその間に病院の夕食が出されたのだが、あとでこたに聞いたところ 、別に食べるのを手伝ってくれるわけでもなく、ただそこにいただけなのだそうだ。んー。この日の病院のディナーはスープ、オレンジシャーベット、アップルジュース、チェリー味のゼリー。こたにはどれもまずくてほとんど食べられず。代わりにスーパーで買ったネギトロ巻きをけっこうつまむ。持ち込んだあったかいほうじ茶を飲んで、「お茶がこんなにおいしかったのは初めて」と。病室には16インチくらいのテレビがあり、ビデオデッキもついてい ます。そして病院内にビデオライブラリーがあり、かなりの数の映画がそろっています。その中から適当に、HolesとPokemonを借りてみました。Holesは本に比べると今ひとつだったよう 。Pokemonは古いテレビシリーズだったけど、妙に懐かしくてなかなかよかった。

 そんなこんなで夜中の1時頃、ようやく眠りました。

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