もやもや病 第2回手術

 2004年11月24日(水)。こたの2回目の手術の日。アメリカでは明日がThanksgiving Dayで、その翌日も通常は休日となり、4連休の週末となります。こたは今日手術してそのまま入院となる予定ですが、そういうわけで連休なので学校を休む日数を減らせるというのがいいところ。当初の予定では、1回目の手術から1週間後の先週の金曜日(19日)に2回目の手術予定だったのですが、手術室の都合がつかなかったとかで、この日に変更となりました。でもこたの回復具合を考えると、先週の金曜日ではちょっとつらかったかも知れないので、ちょうどよかったようです。少なくとも頭痛はなくなっていました。

 前回同様、朝5時50分に病院到着。一連の手続きや準備は慣れたものです。今回は麻酔の前に採血するということで、7時頃、かなり太くて長い針を右手首の上側に入れられました。こたは痛みにたまらず泣いてしまいましたが何とか耐えました。それがそのままivラインになったので、今回は麻酔導入のシロップは飲まずにivで麻酔開始。7時20分、手術室へ運ばれていきました。手術等に不安があったわけではありませんが、こたを見送るのはなぜか1回目よりも さらにつらかったです。その後、前回同様Surgical Coordinatorに連れられて待合コーナーに行き、pagerを受け取りました。Thanksgiving休暇は日本で言えば年末年始にあたるようなもので、遠くの家族や親戚も集まることが多いです。そのためこの直前に手術の予定を入れる人は少ないだろうと思われましたが、実際待合コーナーはすいている、というかその時間には他に誰もいませんでした。前回はけっこうな数の人がいたのですが。

 午後1時15分、手術を終えたドクターと会いました。今回は予定通り直接吻合ができ、血流の大幅な増加も確認したとのこと。よかったー。

 子供たちの学校は、この日から休みでした。娘はお昼前に妻とともに病院に来ていましたが、その晩から2晩、お友達のおうちで泊りがけで預かっていただく予定にしていました。前回の反省も踏まえ、両親の少なくとも一人はずっとこたに付き添っていようと考えたからです。娘にとっては、初めてのひとりでのお泊まりですが、不安よりもむしろ楽しみにしているようで一安心。お兄ちゃんがすでに何度もやっているのを見ているからでもあるでしょう。ドクターとの面会と前後して、おともだちとそのおかあさんが病院まで迎えに来てくれて、娘をお願いしました。

 今回はICUに移動してくるまでに前回よりも時間がかかり、ちょっと心配しましたが、3時15分、約8時間ぶりでようやくこたと再会できました。前回よりも意識ははっきりして、目が覚めているようでした。麻酔医のOKで、さっそく氷や水を飲んだところ、 すぐにもどしました。そしてなぜか同時に歯が1本抜けました。これには両親も見ていたナースもびっくり。もどしたのはモルヒネのせいもあるかも知れませんし、抜けた歯の周辺からけっこう出血していて、それが喉の方にもいっていたせいもあるようです。実際吐瀉物はかなり血の色でした・・・。でもこたはかえってすっきりした様子でした。

 この後、妻が残り、私はいったん帰宅して仮眠。夜9時頃に病院に戻りました。今回は朝までずっと付き添う予定。ICUの場合、付き添いの親が寝る場所はありませんが、付き添いに関して時間制限等はありません。もちろんナースも常駐しています。今回もやはり頭痛がきびしいので、マーブルチョコのにおいをかがせながら10時にモルヒネivしてもらいました。その後は時々目を覚ましつつもわりとよく眠りました。

 翌朝6時過ぎにice chip。8時にモルヒネ半量。8時半にドクター(レジデント)回診。一応今日中に3階に上がりましょうとのこと。これを聞いてこたは少し元気が。9時半に経口の痛み止めを飲んで、10時40分に3階へ!前回と隣の部屋(個室)に入りました。期待通りICUを抜けるとけっこう調子がよくなり、バニラアイスを少し食べて、両手を使ってゲームボーイで遊びました。今日のランチは一応Thanksgiving lunch、というわけでターキーとインゲンとスープ、パンプキンパイと何かのプディング。それぞれけっこう食べました。

 夕方少し眠って、夕食は骨付き鳥もも肉のソテーとライス、にんじん、サラダみたいなものでしたが、昨日からの空腹はまだ満たされていなかったようで、むさぼるように食べました。この日は夜10時半頃に寝ました。その後やはり時おり頭痛はあったものの1回目と比べればだいぶ軽く、見た目にも元気で、途中でこたの友達二家族ほどにもお見舞いに来ていただき、まあまあ楽しく過ごしつつ、一方ではひまを持て余しつつ、予定通り手術から4日目の11月28日(日)に退院しました。よく言われることですが、日本と比べるとアメリカの入院期間はほんとに短いのです。

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