グリーンカード取得 11/21/2004

 

 最近待ちに待ったグリーンカードが届いた。雇用ベースのEB-1bあるいはoutstanding researcher/professorというカテゴリーで、移民弁護士を通じて最初にI-140という書類をファイルしてから2年と4ヶ月。2001年の911の影響で、それまでの移民帰化局 (INS) という組織が新設のDepartment of Homeland Securityの一部になって、名前も何度か変更された(現在はU. S. Citizenship and Immigration Services; U.S.CISと略記)。そのため移民手続きが停滞した時期もあったので、本人的には長く感じたけれど、その後いろいろ改善した部分もあり、むしろ比較的早く取得できたと言うべきかも知れない。

グリーンカードに代表されるimmigrationのプロセスというのは、日々刻々と変化している。各種申請の処理状況についてはU.S.CISのウェブサイトでチェックできるのだが、この書類の処理というのは、言ってみればアコーディオンのような感じである。どういうことかというと、一つ一つのステップについて、処理期間が伸びたり縮んだりするのだ。例えばI-140という申請の審査が、以前は3ヶ月くらいで済んでいたのが今は1年以上かかるとか、その次の段階であるI-485という書類の処理は逆で、しばらく前までは2年くらいのバックログがあったのに、今は半年くらいで処理されているとかいった具合である。従って、自分の申請が実際にいつ頃許可されるかいった予想はけっこう難しい。実際にウェブではまだまだのはずなのに許可がおりてしまった元同僚もいたし、逆にとっくに処理されているはずなのに連絡がない場合もある。使うattorneyや法律事務所によってもスピードや結果に差があるらしいというのは、確かな証拠こそないものの、移民手続きを経験した人々の間では概ね信じられているようだ。また私の感覚では、経営状況のよい(従ってお金も豊富にある)優良企業によるサポートは、小さな会社によるものよりも強いような気がする。大きな会社であれば、有力な法律事務所と契約していることが多いからでもある。

従って日本人を含む外国人がアメリカで働きながらグリーンカードを取得したいという場合、最初はH1-Bビザで、NASDAQでもよいのでとりあえず株式上場しているできるだけ大きな会社に就職し、サポートしてもらうのが早道なような気がする。ただその入り口となるべきH1-Bビザの発給枠が少ないので、これもまた取得が困難になっているのだが・・・。加えてもちろんその会社が、これまで多数の従業員に対してグリーンカードのサポートをしてきた経験があることも重要だ。

テロに対するセキュリティの問題だけではなく、仕事のアウトソーシングや雇用の海外流出といった問題もあり、就労ビザや永住権の取得は年々困難になってきていると言われるが、アメリカが本当に移民を拒み始めたとしたら、この国の最大の強みを失うことになるかも知れない。やる気のある優秀な人材に対して門戸が閉じられることはないと、私は信じている。

 

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